常陸太田市での時局講演会で活動報告

 10月6日、常陸太田市のパルティホールで公明党時局講演会が開催され、ご挨拶をさせていただきました。以下、その要旨をご報告いたします。
 
 今までに多くの方々とお話しする機会をいただきました。その中で、現在までに約50件のご要望をいただいており、簡単なものから難しいものまであります。7月の初めに、ある高校生のお母さんから「今年の暑さは尋常でない。普段我慢強いわが子が暑くて具合が悪くなりそうです。わが子は3年生だけれども、後輩たちのためにエアコンを設置してほしい」とのご要望をいただきました。私も実際に現場を確認いたしましたが、広い教室に壁掛け式の扇風機が2台しかなく、教室の多くの部分では風さえも当たらない状況でした。
 日立市の状況を調べてみると、小中学校のエアコン設置状況は、22.8%と県の平均を大きく下回っており、かつ新築や建て替えをした学校のみに設置されているという、正に偏りが生じている状況でした。
 すぐさま、公明党議員のネットワークを活用し、7月26日には、小川日立市長へ、翌27日には、大井川県知事へ公立学校における酷暑対策を求める緊急要望を提示させていただきました。その結果、8月22日には県が、9月6日には日立市が、来年夏までのエアコン設置を表明し、補正予算化が決定しました。


 内容としては、県は約10億円の補正予算を組み、エアコン未設置の25校の県立高校普通教室に、来年夏までにエアコンを整備することになりました。また、保護者負担で整備した71校の県立高校は、その設備を全て県が引き取り、県が維持費を負担することになりました。これらを実現するため、生徒1人あたり月額200円(年間2400円)を光熱費として保護者に負担していただく条例も、9月県議会に提出され成立しました。現状では、年間最大1万円前後ご負担していただいていることからすると、大幅な負担軽減となります。
 私は、新たな挑戦にあたって、「小さなことからコツコツとではありますが、障害がある方、お年寄りの方、生活に困っている方など、身近な課題ひとつひとつに寄り添い、一緒に悩み、血の通った解決策を考えていきたい」と決意しています。今後とも、皆さまのご指導の程よろしくお願いいたします。