十王町の長者山遺跡が、国指定の「史跡」に

6月15日、十王町伊師の「長者山(ちょうじゃやま)遺跡」が、「長者山官衙(かんが)遺跡及び常陸国海道跡(ひたちのくにかいどうあと)」として、国から新たに「史跡」として指定を受けるよう答申されました。
国からの史跡指定は、日立市では初のことです。この指定は、「名勝」・「天然記念物」と並ぶ大変重要なもので、歴史上・学術上の価値が高いものとして、国から評価されたことを意味します。
長者山遺跡は、奈良時代の「常陸国風土記」に記されている「藻島駅家(めしまのうまや)」の有力候補地で、郷土博物館を中心に、長年にわたり発掘調査を進めてきました。古代日本の交通政策を知る上で、とても重要な遺跡と捉えられています。
この指定を機に、長者山遺跡、ひいては日立の歴史を広く知っていただけるよう、取り組んでいきたいと思います。