日立市内すべての小中学校にエアコン設置を

先日開催した県政懇談会で、日立市の学校にもエアコンを設置すべきだとの切実な声を伺いました。

日立市は、夏涼しく冬暖かい住みやすい街です。そのため、“夏の暑さも少し我慢すれば夏休みになる”との判断で、既存の学校にはエアコンが設置されてきませんでした。

7月の日立市の気温の推移をまとめてみました。今年7月1日から20日までの気温を調べてみると、真夏日が12日達し、平均気温で4.1度も高くなっています。この現状を放っておいてはいけません。

従来、日立市は小中学校のエアコンについて、新築や大規模改修時に設置するとして、既存学校への設置を進めていませんでした。そのために、小学校の普通教室のエアコン設置率は19.8%(393教室中78教室が設置済み)、中学校は29.3%(188教室中55教室)、特別支援学校も90.0%(30教室中27教室)に止まっています。さすがに、職員室、保健室の設置状況は100%となっていますが、県内の他市町村においてほぼ100%設置完了となっている自治体が19あるのに対して整備の遅れが目立っています。

また、新築や大規模改修が行われた会瀬小、諏訪小、水木小、油縄子小、助川中、大久保中、日高中では100%設置完了となっており、教育環境の格差が顕著となっています。

エアコンの設置は校舎の改修と切り離して整備するよう、議論が始まっていると聞いていますが、明確に期限を限って全教室に整備する計画実行が必要です。

地元の市議会議員さんらと連携して、日立市のすべての小中学校にエアコン設置を進めていきたいと思います。