DXものづくり講演会に出席/県北製造業活性化のヒントを得る
8月22日、民間シンクタンクN技術研究所主催の“DXものづくり講演会”に参加しました。
「日立市の地図に残る先人のものづくりの痕跡」「日立地区中小企業の特徴」「中小企業の国際化と自立化」「未来を拓く科学大好きっ子の育成をめざす」などの貴重な講演で、新たな気づきがたくさんありました。
県北製造業再興のヒントにしたいと思います。
この日の講演会は、常磐大の菅田浩一郎教授が「中小企業の国際化と自立化」と題して講演。企業城下町の現状について「起業家精神と技術革新、マーケティングの掛け算で盛り上げ直さないといけない局面にある」と述べました。
菅田教授は、日立製作所を核とする「護送船団方式」の産業構造がグローバル化によって大きく変化していると指摘し、企業アンケートの調査結果に基づき、受注先の多角化や輸出に取り組む中小企業の先進事例を紹介しました。
その上で「研究開発や製造工程に力を入れている企業は国際化や自立化が進んでいる」と強調し、成功した企業の共通点として「世の中に貢献するという経営理念や、新しいことへの挑戦をやはり大事にしている」と述べました。