日立の山火事を教訓に火の用心に努めよう
2月26日に発生した岩手県大船渡市で発生した大規模な山火事では、1人が死亡、焼失面積は約2900ヘクタール、住宅などの建物210棟が被害を受けました。
冬から春にかけては森林内に落ち葉が積もり燃えやすい状態であることに加え、空気が乾燥し、風も強く吹くことが多いため山火事が発生しやすい自然条件が重なっています。

日立市では、1991年(平成3年)3月7日に助川町の国有林で発生した山火事により多くの被害を受けました。
午前10時50分頃出火した山火事は、翌日3月8日の午後1時15分頃まで燃え続きました。山林217.7ヘクタールが焼失し、住宅等20棟(全半焼)、車両及び建設機械30台が被害を受けました。損害額は約4億400万円に達しました。
出火原因は、入山者によるたばこの不始末と推定されています。
二度とこのような山火事を発生させないためにも「火気の取扱い」には十分注意する必要があります。
枯草などの焼却行為(野焼き)は法律により禁止されています。また、指定された場所以外での喫煙やたばこのポイ捨ては絶対に行わないようにしましょう。