大井川知事が県北3市の被災地を視察/村本議員も同行
9月10日、線状降水帯による大きな被害に見舞われた日立市、高萩市、北茨城市を、茨城県の大井川和彦知事が視察しました。村本修司議員も日立市役所などに同行して現地を調査しました。
日立市では小川春樹市長の案内で、浸水した市役所庁舎を見て回わりました。市役所駐車場人隣接して流れる数沢川が氾濫して西側や地下の駐車場に濁流が押し寄せ、地下の電源機器が水没して全館停電となった経緯の説明を受けました。小川春樹日立市長は「一番の問題は地下に水が入ってしまったこと」と話し、災害対策本部を市消防本部に移して対応した状況を説明しました。
庁舎ではポンプ車で地下にたまった水の排出作業を行い、9日午後4時半に電源復旧しました。10日から窓口業務が再開され、被災した市民のり災証明書の申請などを受け付けています。
続いて、大井川知事は高萩市で玉川の氾濫箇所や関根川の護岸が崩壊した現場を訪問しました。
また、北茨城市では水産加工施設11件の冷蔵庫などが浸水被害を受けており、経営者らから要望を聴取しました。
日立、高萩、北茨城の県北3市に災害救助法適用
9日、県は日立市と高萩市、北茨城市に災害救助法(4号申請)の適用を申請し、国に認められました。
これにより、国費により避難所が開設・運営され、被害住宅に“応急修理制度”が適用されます。応急仮設住宅(公営住宅や民間アパートの借り上げなど)の提供も可能となりました。