“障害平等研修”に参加/障害者を変えるのでは無く、社会の方を変えていくことが重要

10月12日、村本修司議員は「障害平等研修」(DET)に参加しました。

障害平等研修は、障害者差別解消法の推進に向けた学習プログラムです。日立シビックセンターで開かれ、県内外の参加者が意見を交わしながら、障害の原因が個人でなく社会の側にあることを理解し、その解消に向けた行動について考え方を学び会いました。
県内の障害者団体でつくる「茨城に障害のある人の権利条例をつくる会」が主催し、障害平等研修の普及に取り組むDETいばらきが共催しました。

この日は障害がある4人が進行役を務め、参加者はグループに分かれて進行役から投げかけられる質問に対し意見を出し合いました。スライドや動画を見ながら障害のある人が直面している不利益や偏見について考え、「障害とは何か」という問いに対し「社会にある。多数派が使いやすい社会になっている」などの意見がでました。その上で、全ての人が活動しやすくするため、参加者は職場や地域など所属するコミュニティーでの課題とすぐに実行できる解決方法をまとめました。

障害者の権利に関する条約【前文】には、「障害が、機能障害を有する者とこれらの者に対する態度及び環境による障壁との間の相互作用であって、これらの者が他の者との平等を基礎として社会に完全かつ効果的に参加することを妨げるものによって生ずる」とあります。つまり、障害は障害者個人にではなく、社会や環境の側にあり、障害の解決にはそれら社会の障壁を無くしていくことが必要であるということです。

障害者を取り巻く個人(自分)が行動すれば、確実に障害をひとつ取り除く事が出来ます。「障害者を変えるのでは無く、社会の方を変えていくことが重要である」と、今までと違った視点を気づかせていただきました。