茨城県議会一般質問/新産業廃棄物最終処分場について
2020年6月15日、県議会一般質問が開かれ、公共関与の新たな産業廃棄物最終処分場を日立市諏訪町の採石場跡地に整備する計画を巡り、茨城県議会公明党の村本しゅうじ議員が、大井川知事にその選定理由などを質しました。
大井川和彦知事が5月26日、有識者委員会が絞り込んだ3カ所の中から、日立セメント太平田鉱山跡地を選定したと発表しました。日立市や市議会に説明し、受け入れに協力を求めています。
知事は、地元住民向けの説明会を、6月21日から始めることを明らかにしました。施設の必要性や候補地選定の経緯などを直接説明します。説明会初日は、候補地に近い上諏訪地区と太平田地区の2カ所で開かれます。 県担当者が施設の安全性や選定の経緯、理由などを説明します。説明会は今後、市内全域を対象に地区やブロック単位で実施していく予定です。
村本議員は、処分場の事業計画も質問。大井川知事は概算整備費約208億円の内訳について、処分場や浸出水処理施設の整備費に約165億円、下水道などの付帯工事費などに約43億円を見込むと説明し、本年度から基本計画の策定を始める方針を示しました。